埼玉女子短期大学では、2023年度より卒業生を対象に学位記や卒業証明書に加え、学位に関する個別の証書として「ディプロマ・サプリメント」を交付しています。

　ディプロマ・サプリメントは、学生個人が修得した学位・資格の学習内容や成果に基づいて、どのような学修成果をどの程度獲得したかを説明する補足文書です。

　本学における教育の質保証を強化する取り組みの一環となっており、学生の客観的な修得能力を明らかにすることを目的としています。学生や社会に対し、卒業時の学修成果を視覚的に分かりやすく提示することで、教育効果の透明性を高める役割を持っています。その内容は、成績（GPA）や取得資格に加え、学生が持つ汎用的学修成果（ベネッセが提供するGPS-Academicにより測定）の伸長が、一目でわかるようになっています。

　このように、従来の成績証明書などの数値に加え、各学生の具体的な学修の到達度・達成状況を、表やグラフにより、客観的に証明することができます。

　成績の推移により専門的学修成果の客観的な獲得状況を、GPS-Academicの推移により、思考力、姿勢・態度、経験といった汎用的学種成果の獲得状況を理解することができます。

　2年間の濃密な学びを提供する教育の質を、実感いただければと思います。